攻略編 瀬の釣り その6
2018.05.28.Mon.22:53
さて、このシリーズも終盤となりましたが、
今回は秋と冬の瀬の攻略についてまとめてみました。
■秋の瀬の傾向
自分の経験では、秋はトラウトの食い気が最も上がる季節だと考えています。
しかし、食い気が上がっていても強い瀬をぎりぎり避けるトラウトが多く、
それがヒットポイントを読む上で重要になっていると思います。
夏に魅力だった瀬には小型の野生トラウトが多く、
瀬を避けたポイントに大型のトラウトが陣取っている印象です。
ただし、10月中ではあっても水温が16度以上の時期が多く、
その水温が保たれていた場合は、瀬はまだまだ狙い目になります。

晩秋の犀川殖産
この時期に野生トラウトを狙えるのは、かなり貴重なのかも知れません。
■春との違い
春も秋も虫のハッチが盛んになるのは、水温が13度ほどのタイミングだと感じています。
ただし、秋の13度と春の13度とでは、瀬への差し方がかなり違っていると考えています。
春は低水温に慣れている状態から解放されて瀬にどんどん差してくる印象ですが、
秋は高水温に慣れていた事によって瀬を嫌うような印象があります。
秋は瀬ではない太い流芯に大型が入るような傾向があり、
瀬の後方のポイントでのヒットの経験が多いです。

水温13度の中、瀬から離れた太い流れに入っていたワイルドレインボー
■冬の瀬の傾向
前述したように秋でさえ強い流れを避けるようになりますので、
冬になると瀬は狙い目から外れるポイントになります。
しかし、犀川漁協エリアの解禁時は水温が高いエリアにつき特別で、
水温が8度以上になると瀬が好ポイントになってきます。
また、シルバー系のブラウンだけは瀬を好んで入っている事が多いです。
ただし、強い流れほど入っているシルバー系のブラウンの型は小さくなり
ヒット率は低いものの、どうしても1本を出したい時に攻めるケースがあります。

今年の2月に瀬で出たシルバー系のブラウン
■瀬のすぐ手前のポイント
冬の犀川殖産では瀬を狙い目にはしませんが、
小さな虫がハッチし出すと瀬のすぐ手前までトラウトが差してくる事がよくあります。
大きなプールにはトラウトが多いと感じるものの、
群れているトラウトはルアーに反応が悪く、なかなかヒットに持ち込めません。
その中でやる気のある個体が、瀬の近くまで差してくると考えられ、
タイミングを見計らっての釣りが功を奏す事が多いです。

1月に瀬のすぐ手前まで差していたワイルド系レインボー
■減水してくると・・・
冬の渇水状態だとトラウトが身を隠す深場が少なくなり、
それによって波の中に入りたがるトラウトがいると感じています。
水面に波が出ているポイントは水の中が見えにくくなるため、
流れが強くなければ、よいポイントになります。
つまり、瀬ではないけれどまるで瀬のように
波が出ている緩い流れのポイントは、非常に魅力的になってきます。

波の中に姿を隠していたブラウン
■ブラウンが好む瀬?
11月になるとオスのブラウンが産卵のために、オープンな場所に出てきて縄張りを確保します。
その場所は大ジャンプで知る事ができるのですが、
あまり流れが緩くない水深1mほどのスポットが多いと感じます。
瀬とまでは言えない流ればかりなのですが、意外に強い流れを好んでいるという印象です。
普段はなかなか口を使わないものの、
夕方になると口を使うようになるようで、夕方のヒットの報告をよく聞きます。

大型ブラウンがジャンプをした流れ
毎年11月の20日をピークに、ブラウンが大ジャンプをします。
釣りは難しくなるものの、ポイントは絞れてくる秋から冬の犀川・・・
まだまだ瀬には謎が多いですが、今後も追求していきたいと思います。
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今回は秋と冬の瀬の攻略についてまとめてみました。
■秋の瀬の傾向
自分の経験では、秋はトラウトの食い気が最も上がる季節だと考えています。
しかし、食い気が上がっていても強い瀬をぎりぎり避けるトラウトが多く、
それがヒットポイントを読む上で重要になっていると思います。
夏に魅力だった瀬には小型の野生トラウトが多く、
瀬を避けたポイントに大型のトラウトが陣取っている印象です。
ただし、10月中ではあっても水温が16度以上の時期が多く、
その水温が保たれていた場合は、瀬はまだまだ狙い目になります。

晩秋の犀川殖産
この時期に野生トラウトを狙えるのは、かなり貴重なのかも知れません。
■春との違い
春も秋も虫のハッチが盛んになるのは、水温が13度ほどのタイミングだと感じています。
ただし、秋の13度と春の13度とでは、瀬への差し方がかなり違っていると考えています。
春は低水温に慣れている状態から解放されて瀬にどんどん差してくる印象ですが、
秋は高水温に慣れていた事によって瀬を嫌うような印象があります。
秋は瀬ではない太い流芯に大型が入るような傾向があり、
瀬の後方のポイントでのヒットの経験が多いです。

水温13度の中、瀬から離れた太い流れに入っていたワイルドレインボー
■冬の瀬の傾向
前述したように秋でさえ強い流れを避けるようになりますので、
冬になると瀬は狙い目から外れるポイントになります。
しかし、犀川漁協エリアの解禁時は水温が高いエリアにつき特別で、
水温が8度以上になると瀬が好ポイントになってきます。
また、シルバー系のブラウンだけは瀬を好んで入っている事が多いです。
ただし、強い流れほど入っているシルバー系のブラウンの型は小さくなり
ヒット率は低いものの、どうしても1本を出したい時に攻めるケースがあります。

今年の2月に瀬で出たシルバー系のブラウン
■瀬のすぐ手前のポイント
冬の犀川殖産では瀬を狙い目にはしませんが、
小さな虫がハッチし出すと瀬のすぐ手前までトラウトが差してくる事がよくあります。
大きなプールにはトラウトが多いと感じるものの、
群れているトラウトはルアーに反応が悪く、なかなかヒットに持ち込めません。
その中でやる気のある個体が、瀬の近くまで差してくると考えられ、
タイミングを見計らっての釣りが功を奏す事が多いです。

1月に瀬のすぐ手前まで差していたワイルド系レインボー
■減水してくると・・・
冬の渇水状態だとトラウトが身を隠す深場が少なくなり、
それによって波の中に入りたがるトラウトがいると感じています。
水面に波が出ているポイントは水の中が見えにくくなるため、
流れが強くなければ、よいポイントになります。
つまり、瀬ではないけれどまるで瀬のように
波が出ている緩い流れのポイントは、非常に魅力的になってきます。

波の中に姿を隠していたブラウン
■ブラウンが好む瀬?
11月になるとオスのブラウンが産卵のために、オープンな場所に出てきて縄張りを確保します。
その場所は大ジャンプで知る事ができるのですが、
あまり流れが緩くない水深1mほどのスポットが多いと感じます。
瀬とまでは言えない流ればかりなのですが、意外に強い流れを好んでいるという印象です。
普段はなかなか口を使わないものの、
夕方になると口を使うようになるようで、夕方のヒットの報告をよく聞きます。

大型ブラウンがジャンプをした流れ
毎年11月の20日をピークに、ブラウンが大ジャンプをします。
釣りは難しくなるものの、ポイントは絞れてくる秋から冬の犀川・・・
まだまだ瀬には謎が多いですが、今後も追求していきたいと思います。
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