攻略編 瀬の釣り その5
2018.05.19.Sat.05:32
今回も瀬の釣りについての記事になりますが、
夏の瀬について考えた事を書いてみました。
■夏は最高の瀬のシーズン
個人的に夏のハイシーズンと言えば、水温が16度以上の季節で
初夏から初秋にかけての期間となります。
更に水温が19度以上になるとガンガン瀬も狙い目になるほどで、
夏の瀬はポイントとしてかなり魅力的になってきます。
また、トラウトの引きが最も強くなるシーズンで、
そういった意味でもアツいのが夏の瀬になると考えています。
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■差してくるのは、レインボー
個人的な経験では、夏の強い瀬に入って来るトラウトの大半がレインボーで、
たまに小型のブラウンがヒットしています。
野生のレインボーは、もともと強い流れを好む傾向があるようで、
強い瀬に入るタイプほど野性味があってコンディションがよいです。
ただし、余りにも瀬が連続しているところでは、
小型のワイルドレインボーしか入っていない事が多いです。
また、強い瀬に隣接している緩いスポットには、50㎝ほどのブラウンが入っている事が多いです。

真夏の瀬でキャッチしたワイルドレインボー
信じられないほどの走りを見せて、その魚体の美しさにも圧倒される事があります。
■酸素量が多い瀬

真夏の真っ昼間と言えば、なかなかルアーを追わずタフなイメージですが、
酸素量が多い瀬(ガンガン瀬)に限っては、ど真ん中でヒットした経験が多々あります。
ただし、実際にヒットしているのは瀬の中にある小さな緩いスポットのような個所で、
そういった個所にルアーが入る事を期待した釣りになる事が多いです。
真夏に限らず緩いスポットにルアーが入った瞬間にフォールする事から、
その動きにスイッチが入るケースが考えられます。
いずれにせよ真夏の日中は反応が厳しくなる事から、
なるべく水の動きが良い瀬を探す事でヒット率が上がるかも知れません。

水温が22度という高さの中、酸素量が多い瀬でキャッチしたワイルドレインボー
■早朝は、チャンスタイム?
まず、夏の夜明けから30分ほどの間は、夜からの虫のハッチが続いており
薄暗さから完全に抜け出すまでトラウトは活発に虫を追っています。
そのチャンスタイムではスプーンに反応がよく、
瀬に投げていきなりヒットする事が何度もありました。
しかし、夜の間ずっと虫が乱舞している訳ですから、
大型トラウトはお腹がいっぱいになって後方に下がり、小型が瀬に差している印象です。
それでも、コンディションの良いワイルドレインボーのヒットが多く、
夜明けから30分間は最もアツいと考えています。
その次は、食い気の余韻が残る数時間が続いてチャンスタイムだと考えています。

早朝にスプーンでキャッチしたワイルドレインボー
■夕マヅメもチャンス?
あえて言うまでもなく、夏に限らず夕方は虫の発生によって
トラウトの食い気が上がるチャンスになるはずです。
それまでプールに居たトラウトが、瀬に差してくるのもこのタイミングだと考えます。
虫に意識が集中しているトラウトに対して捕食ポジションを邪魔する
ミノーを送り込む事で、攻撃的に食ってくる事が多いです。
ただし、ミノーを無視するトラウトに対しては、スプーンが効果的だったりします。

夕マヅメ時にミノーにヒットしたワイルドレインボー
■攻め方は、基本パターンで

今までの経験では、最もホットな時間帯だと
タフなワイルドレインボーが瀬のど真ん中のポジションをキープしている事が多いです。
その上流の浅瀬には小型のトラウトが距離を置いて入っている事が多く、
強い瀬から外れた脇のポイントには、放流系のニジマスが多いです。
攻め方は、前述したようにトラウトのポジションを邪魔するように泳がせます。
エサである虫を横取りされると思って、怒って食ってくるような
非常に攻撃的なヒットとなる事が多いです。
■トラウトの口切れや高温に注意
先にも述べましたが、夏はトラウトの引きがパワーアップするケースが多いです。
それ故に、ドラグを強目に設定し過ぎるとトラウトの口が切れてしまう事があります。
ドラグを滑らせないアングラーを聞いた事がありませんが、
状況に応じて過度な負担がかからないようなやり取りで、逃がさないようにできればと思います。
また、日中の浅瀬は水の動きがないところだと高温になっている事が多いです。
キャッチしたならばトラウトを弱らせないように
高温の浅瀬を避けて撮影する事で、魚に優しい釣りができると思います。
ルアーの強い振動を感じながら攻めていける夏の瀬・・・
次回は、夏が終わると魚のポジションがガラリと変わる季節についての記事です。
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夏の瀬について考えた事を書いてみました。
■夏は最高の瀬のシーズン
個人的に夏のハイシーズンと言えば、水温が16度以上の季節で
初夏から初秋にかけての期間となります。
更に水温が19度以上になるとガンガン瀬も狙い目になるほどで、
夏の瀬はポイントとしてかなり魅力的になってきます。
また、トラウトの引きが最も強くなるシーズンで、
そういった意味でもアツいのが夏の瀬になると考えています。
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■差してくるのは、レインボー
個人的な経験では、夏の強い瀬に入って来るトラウトの大半がレインボーで、
たまに小型のブラウンがヒットしています。
野生のレインボーは、もともと強い流れを好む傾向があるようで、
強い瀬に入るタイプほど野性味があってコンディションがよいです。
ただし、余りにも瀬が連続しているところでは、
小型のワイルドレインボーしか入っていない事が多いです。
また、強い瀬に隣接している緩いスポットには、50㎝ほどのブラウンが入っている事が多いです。

真夏の瀬でキャッチしたワイルドレインボー
信じられないほどの走りを見せて、その魚体の美しさにも圧倒される事があります。
■酸素量が多い瀬

真夏の真っ昼間と言えば、なかなかルアーを追わずタフなイメージですが、
酸素量が多い瀬(ガンガン瀬)に限っては、ど真ん中でヒットした経験が多々あります。
ただし、実際にヒットしているのは瀬の中にある小さな緩いスポットのような個所で、
そういった個所にルアーが入る事を期待した釣りになる事が多いです。
真夏に限らず緩いスポットにルアーが入った瞬間にフォールする事から、
その動きにスイッチが入るケースが考えられます。
いずれにせよ真夏の日中は反応が厳しくなる事から、
なるべく水の動きが良い瀬を探す事でヒット率が上がるかも知れません。

水温が22度という高さの中、酸素量が多い瀬でキャッチしたワイルドレインボー
■早朝は、チャンスタイム?
まず、夏の夜明けから30分ほどの間は、夜からの虫のハッチが続いており
薄暗さから完全に抜け出すまでトラウトは活発に虫を追っています。
そのチャンスタイムではスプーンに反応がよく、
瀬に投げていきなりヒットする事が何度もありました。
しかし、夜の間ずっと虫が乱舞している訳ですから、
大型トラウトはお腹がいっぱいになって後方に下がり、小型が瀬に差している印象です。
それでも、コンディションの良いワイルドレインボーのヒットが多く、
夜明けから30分間は最もアツいと考えています。
その次は、食い気の余韻が残る数時間が続いてチャンスタイムだと考えています。

早朝にスプーンでキャッチしたワイルドレインボー
■夕マヅメもチャンス?
あえて言うまでもなく、夏に限らず夕方は虫の発生によって
トラウトの食い気が上がるチャンスになるはずです。
それまでプールに居たトラウトが、瀬に差してくるのもこのタイミングだと考えます。
虫に意識が集中しているトラウトに対して捕食ポジションを邪魔する
ミノーを送り込む事で、攻撃的に食ってくる事が多いです。
ただし、ミノーを無視するトラウトに対しては、スプーンが効果的だったりします。

夕マヅメ時にミノーにヒットしたワイルドレインボー
■攻め方は、基本パターンで

今までの経験では、最もホットな時間帯だと
タフなワイルドレインボーが瀬のど真ん中のポジションをキープしている事が多いです。
その上流の浅瀬には小型のトラウトが距離を置いて入っている事が多く、
強い瀬から外れた脇のポイントには、放流系のニジマスが多いです。
攻め方は、前述したようにトラウトのポジションを邪魔するように泳がせます。
エサである虫を横取りされると思って、怒って食ってくるような
非常に攻撃的なヒットとなる事が多いです。
■トラウトの口切れや高温に注意
先にも述べましたが、夏はトラウトの引きがパワーアップするケースが多いです。
それ故に、ドラグを強目に設定し過ぎるとトラウトの口が切れてしまう事があります。
ドラグを滑らせないアングラーを聞いた事がありませんが、
状況に応じて過度な負担がかからないようなやり取りで、逃がさないようにできればと思います。
また、日中の浅瀬は水の動きがないところだと高温になっている事が多いです。
キャッチしたならばトラウトを弱らせないように
高温の浅瀬を避けて撮影する事で、魚に優しい釣りができると思います。
ルアーの強い振動を感じながら攻めていける夏の瀬・・・
次回は、夏が終わると魚のポジションがガラリと変わる季節についての記事です。
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質問ばかりで申し訳ないのですが、最後の絵のようなポイントに入った時に、深めにウェーディングしてできるだけポイントの真上に入った方がよいのでしょうか?絵のようなポイントで釣るときに毎回どこまでウェーディングするか悩みます( ̄▽ ̄;)
結論からしますと、ポイントの真上に立ったほうがよいです。
どうしてかと言うと、トラウトの捕食ポジションを邪魔するのが目的ですから、
ルアーで去っていく魚を演出してもなかなか食ってきません。
しかし、大きなスイングをすべくわざと横に攻める目的で、
真上に立たない場合があります。
そういうスピードのあるスイングは、今のところ年に数回しかヒットしてませんので、
自分の場合はじっくり泳ぎを見せつけることを基本としています。
飽くまでも安全を優先で意識してみて下さい(*^^*)
そうです。
野生のレインボーは特に、じっくり見せつけてヒットする事が多いです。
しかし、対岸付近はじっくり見せつける事が流石にできませんから、
なるべくゆっくりスイングさせる事を意識しています。
今の時期はとにかくルアーに反応が悪い日が多いですが、
もう少し水温が上昇すればマシになりますので頑張って下さい(*^^*)